
その土地の文化や気候風土を
落とし込んだデザイン
「BISCUIT(ビスケット)」は、私たちが世界の隅々まで足を運び、出会ったクラフトタイルのコレクションです。泥漿や粘土を石膏の鋳型で形づくる鋳込みタイルや、型押しタイル、ひとつひとつ毛筆で描くデルフト調のタイル、セラミックタイルにガラスを載せて焼き上げ、手作業でカットするモザイクタイル、そして丁寧に釉薬をかけるタイル……。
近年、デジタルプリンティングをはじめとするタイル製造の技術革新が進むなか、「BISCUIT」にはその土地の文化や気候風土をを落とし込んだデザインと、長年培われた技術によって生み出された、トレンドや時代の変化に捕らわれない普遍的な美しさを持つタイルが集められています。

歴史と伝統に培われたものづくり
世界最古のタイルは、紀元前2700年前に古代エジプトのピラミッドに収められたタイルと言われています。焼きものが持つ存在感と釉薬の美しさが奏でるハーモニーは、今もなお私たちに新鮮な感動を与えてくれます。
中でもクラフトタイルは、ものづくりの知識と技術の集積です。熟練のタイル職人はデザインやカラーリングのみならず、素地のディテールや凹凸、釉薬の厚みや光沢、質感、絵筆のタッチなどを巧みにコントロール。工芸品としての魅力を最大限に引き出します。そして、欠けや反り、色ムラ、ゆがみなど、ひとつひとつ表情が異なるのもクラフトタイルならではの美しさ。なかには焼き上げたあと敢えて手作業で端部を削ることで長い時を経たかのような趣を持つタイルも。

ぬくもりを感じさせる唯一無二の空間
インテリアは住み手の個性を表現するものであり、その空間にいる人に感動や喜びを与えるもの。クラフトタイルは、規格化された工業製品では成し得ない、ぬくもりを感じさせる唯一無二の空間を生み出すことでしょう。そしてそんな空間こそ、長く愛着を持って使い続けることができると私たちは考えています。
「BISCUIT」が紡ぐ“ 焼き物、ガラス、そして個性深き石と、貝殻の輝きの世界”に、皆様をご案内いたします。