モダンリビング 260号 (2021/12/14発売) の特集 New Lifeのためのインテリア「選択肢の多さが豊かさをつくる」にてタイルの選定及び施工について平田タイル監修の元、インテリアシーンの撮影を行いました。インテリアシーンは実際に利用する空間でなくても、現実的にどう暮らすかという具体的な企画から素材選定の細部まで妥協せず丁寧につくり上げられていきます。シーンが完成するまでには実際に多くのプロセスが存在しますが、今回はタイルが張られていくまでを追いながら、職人の温もりのある手作業の様子やタイル素材の美しさを特集の裏側としてご紹介します。
ダイニングシーンの床に張られたタイルはマットな質感でシンプルなデザイン。主張しすぎないグレーの色ムラがこのシーンで展開される様々な家具や小物、生地などの素材を柔らかく受け止めます。
提案の中にはタイルの新たな張り方も含まれています。釉薬が特徴のタイルの間にアクセントとして天然貝殻を使用したモザイクタイルを挟んだコーディネート。
フローリング、袖壁と床タイルの組み合わせです。誌面では素材がリビングシーンとダイニングシーンを緩やかに切り替える役割を担っています。異なる雰囲気の素材同士でも選び方によって自然と馴染み、さらに上質なインテリアへと導きます。
釉薬と色彩が綺麗なフランスのタイルは空間の光を反射し質の良さが滲み出ています。空間の中ではダイニングシーン、ニッチのディスプレイ棚バックに使用されています。
本誌ではタイルが素材からインテリアシーンの魅力を引き立てる事例がたくさん紹介されています。実際のインテリアシーンや特集内容はぜひ本誌をご覧ください。
モダンリビング 2022年1月号 No.260 https://hmc.hearst.co.jp/books/mdlv_202201xnmbp/detail
[今回使用したタイル]
床 Xtreme Mono&Natural / 袖壁 L’ombre /
カウンター壁 Chromatis Bijoux / ニッチ Raujolles
協力:ハースト婦人画報社 モダンリビング編集部
施工:Double Y 撮影 (映像・写真):森田 友希