デザインとタイルについての考察3
~“張り方”の自由度は、デザインの自由度~

 

 

タイルは一つひとつの素材感の多様さに加え

その“張り方”も自由に選ぶことができます。

異なる種類のタイルを“組み合わせ”たり

張る“向き”や“目地”を変えたり….

無限大ともいえる選択肢がデザインの自由度を高めてくれます。

 

異なる個性を持つタイルを掛け合わせたり

塗装やウォールペーパーなどの異素材とタイルを組み合わせたり。

自在な“コンビネーション”によって唯一無二の空間が生まれています。

 

まったく同じタイルを用いながらも、張る方向を変えて

縦使い・横使いを組み合わせることで、

デザイナーが意図したところにボーダーラインが生まれ、視線の切り換えに。

 

タイルと塗装の組み合わせ。

壁を上下で切り分けることで空間にメリハリがつき、アート作品がより際立ちます。

タイルの見切り材を2つ重ねて配置し、オリジナリティをさらに追求。

 

デコレーションピースをボーダー使いして、壁面にリズム感を。

比較的高価なデコレーションピースをプレーンなピースの中に

少量添えることでコストダウンをはかる効果も。

 

5種類のタイルを組み合わせた壁面。

巾木と見切り材に濃色を用いることで空間を引き締めるとともに、

斜めや横など、張る向きも複数のパターンを組み合わせています。

 

木の棚を見切りとして効果的に生かし、明るさや濃淡も、柄も、

ピースごとのサイズ感もまったく違うタイルをひとつの壁面に配置。

複雑で奥行きのある空気感を醸成。

 

 

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